KeiSaito

スパイダーマン2のKeiSaitoのレビュー・感想・評価

スパイダーマン2(2004年製作の映画)
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博士が葛藤を経て力を振り絞る姿は落とし前の付け方として真っ当で、素直に応援できた。
ピーターが負っているままならぬ人生が凝縮された悪夢のパーティーシーンを筆頭に、ハリーが終始牙を剥き出しているが、ピーターから屋敷で放たれる一言もそれはそれで同情の余地があり、父の死の理由はどうあれ真相を知るピーターがなんらかのグリーフワークに協力する姿を描かないかぎり、少し突き放した印象を受けてしまう。まぁ、だからこそ闇堕ちするわけだけれど。
それよりも今作で一番かわいそうなのは間違いなく新郎だろう。無念すぎる。

22年7本目。
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