あさずきとうか

MAILのあさずきとうかのレビュー・感想・評価

MAIL(2004年製作の映画)
2.2
本作のレビュー第一号なので責任重大ですね(笑)

霊気を纏った銃で霊を撃ち抜くことで成仏させるという、いかにもマンガ原作らしい設定(なのがちょっとダサ…)。
ただし、本当に悪い霊ならまだしも、悲しい生い立ちの浮遊霊まで問答無用で撃ち抜いちゃうので、それを“除霊”と呼んでいいのかどうか…(^_^;)
こういう場合は、悪霊を撃退するだけじゃなくて、霊と会話したり救ったり、「ぬ~べ~」の鬼の手のように銃を臨機応変に使うべきだろと思って観てました。

途中で「撃ち抜こうとしていた霊が実は良い霊で、銃を構える手を隣の依頼者が制止する」という展開がありました。
そこでは感動風の演出が施されていたわけですが、前述のとおり「銃」の使い道に不満を抱いている僕としては、「恐らくこの主人公は、今までも“本当は良い人”だった霊をお役所仕事的に悪霊認定して撃ち殺したことがあったんだろうな…」と想像してしまい、なんか複雑な気持ちになってしまいました(笑)