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瀧の白糸のwtson322のレビュー・感想・評価

瀧の白糸(1933年製作の映画)
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鏡花による悲恋文学の金字塔。白糸と欣弥の出会いのシーンが白糸の回想として描かれるが、この後もたびたび用いられるこのフラッシュバック用法が、夢に囚われながらも現実の世界を生きねばならない薄幸の白糸を如実に表している。死期の近付く白糸のゾッとする美しさに目を奪われる。
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