Karen

男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日のKarenのレビュー・感想・評価

4.2
あの有名な名言シーンが出てくる今作。リビングウィルという考え方も自分ごととして感じられます。寅さんは社会的な側面もあるんですね。ものすごく民衆に寄り添っている感じがします。原作・サラダ記念日の著者俵万智さんが「自己責任、非正規雇用、生産性 寅さんだったら何て言うかな」と三平ちゃんとのインタビューでおっしゃっていたのが印象的でした。そして、この映画にスタッフとして参加した元スリランカ大使のダンミカさんは2020年にお亡くなりになられているとのこと。「(寅さんは)お坊さんに近い。あまりにも欲望がなく神に近い存在」と語っていました。彼のおかげでスリランカで毎週日曜日の夜に寅さんシリーズを放送しており、多くのファンがいるんだそうです。うれしいですね。
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