美容師さんに勧められて鑑賞。
なんてことない普通の夫婦の話。
ひょうひょうとしながらも法定画家として、罪と向き合う人を描くカナオ。
何事もちゃんとしていたい翔子。
一見対照的な2人だが、根底には孤独があって、それが両者を寄り添わせる。
リリーフランキーと木村多江の演技力と、
その脇を固まる柄本明をはじめとするベテラン勢がすごい。
リリーフランキーは、こういう役やらせたら誰も敵わないよなぁ。
いつでもちゃんとしなくてもいい。
生きていればいい。
翔子が元気になってきて本当によかった。
わかりやすいオチもないので、嫌いな人は嫌いだと思う。でも日常にオチなんてないし、ずっと続いていくものだから終わりはあんな感じでいいし、そうあるべきだと思う。
今まで観てきた邦画の中で、トップレベルにいい映画。