ぐるりのこと。の作品情報・感想・評価・動画配信

ぐるりのこと。2008年製作の映画)

上映日:2008年06月07日

製作国:

上映時間:140分

ジャンル:

3.9

あらすじ

「ぐるりのこと。」に投稿された感想・評価

前作『ハッシュ!』が国内外で絶賛された橋口亮輔監督が、6年ぶりにオリジナル脚本に挑んだ人間ドラマ。1990年代から今世紀初頭に起きたさまざまな社会的事件を背景に、困難に直面しながらも一緒に乗り越えてゆく夫婦の10年に渡る軌跡を描く。主演は『怪談』の木村多江と、『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』の原作者リリー・フランキー。決して離れることのない彼らのきずなを通して紡がれる希望と再生の物語が、温かな感動を誘う。
あらすじ
1993年、何事にもきちょうめんな妻の翔子(木村多江)と法廷画家の夫カナオ(リリー・フランキー)は、子どもを授かった幸せをかみしめていた。どこにでもいるような幸せな夫婦だったが、あるとき子どもを亡くしてしまい、その悲しみから翔子は心を病んでしまう。そんな翔子をカナオは温かく支え続け、2人の生活は少しずつ平穏を取り戻してゆく。
2022.10.03
澄む夜

澄む夜の感想・評価

4.5
2022年59本目
夫婦になるってこういうことなんだな、とこの映画を観てわかった気がする。
世の中にはこんな映画を作ってくれる人がいるんだな。いい意味で。
すごく心動かされたし、他人の人生を生きてる気分になっちゃった。木村多江の演技がうますぎて観てるこっちまで過呼吸気味になっちゃう。

当たり前に逃げたくなっちゃうしつらいし嫌なことの方が多い気がする世の中だけど、1人の人が隣にいてくれたらやっぱりそれだけでも違うんだろうな。上手くいくかは別として、私の結婚したい理由がこの映画に全部詰まってる。
人と人との繋がりでこの世界はできているんだなと実感する映画だった。
橋口監督の描く会話劇って何でこんなに魅力的なんだろうなァ、、、。
群像劇の最終地点て感じがする。役者がいいのは勿論だけどなんかグッとくるんだよな。

てんでバラバラのように見える会話たちがなぜかラストには一つにまとまっていくのがとても心地いい。無駄なシーンが多いようで実は一つもない。
どのシーンも愛おしくて、素敵な作品。
bordergirl

bordergirlの感想・評価

3.8
とある夫婦の10年の物語。

夫婦とはいえ、赤の他人。家族といっても血の繋がりはない。考え方も違うし価値観も違う。でも、一緒にいる時間が長くなるほど、色んなことを一緒に乗り越えるほど、絆は強くなる。

たった1人でも自分を愛してくれている人がいる。それだけで十分だな。

みんなに嫌われたっていいじゃん。好きな人にいっぱい好きになってもらえばいいじゃん。この言葉が心底沁みた。
Wide456

Wide456の感想・評価

-
“寄り添う”ことの素晴らしさ

包み込むような目線で翔子を見るところが好き

なんて自然体なんだろう、リアル夫婦の日常を切り取ったような、一緒に人生を歩んできた共同体のような雰囲気。

常に一緒にいて笑い続けられることが幸せなんじゃなくて、悲しい時も苦しい時もそばにいてくれる人がいる事が、幸せなんだと認識させられる。


言葉じゃないなにか、それは不確定だけど確実なもの
なんか書いてなかった。
ひと、ひと、ひと。赤の他人の家族だけど、どこか繋がっていて心苦しいような、そんな瞬間の集まり。
僅かながら前に進みたいという気持ち。ぶつける方も包み込む方も素晴らしい。一緒にいるだけでどうにかなるんじゃないかと思える存在。
何度観ても演技の繊細さに心を動かされる。
somnium

somniumの感想・評価

4.0
主演2人の演技が凄すぎるーー。2人だけの会話とかめちゃくちゃ自然体で、淡々と会話が進んでいくのにずっと見ていられる。そしてときにシュール。


人って変わっていくんだなっていうセリフが出てきたけど、正しくカナオと翔子の10年の軌跡を観てそう思ったよ。
いろんな人が出てる

中盤くらいまでは完璧主義者の奥さんがいかにして崩れていくかを丁寧に時にはシュールな笑いも絡めながら描いてて引き込まれたのだが余りにもドラマが少ないのでやはり後半ダレた。なぜ法廷画家という設定にしたのかその意図も不明。ただし主役級から脇役まで実にいろんな俳優さんが出てるので(すでに干された人もいたが)お宝探し的な楽しみはある。
人って変われるんだねえ。って言ってたのがそうだなって感じた。

辛いことを経験した人にしかわからないこと、
犯罪者のこと、
被害者のこと

いろんな人生が映画を通して想像させられて、胸が痛くなった。

どうしてこんなに人を深く浅く、、?淡々としつつもどっしりとみせるんだろう。橋口監督の凄さ。

期待にこたえる役者の力。

すごくよかった。

辛くて辛くて混乱してしまう人間のどうしようもなさとか、
今回のリリーフランキーのひょうひょうとしてみえて、内に秘めた思いの強さとか人柄が溢れてた。

ほんとよかった。
JTK

JTKの感想・評価

4.2
夫婦の10年間を描く。

橋口亮輔監督、力量あるわ。
すごく良かった。
長回しが抜群にいい。
相米慎二直伝?知らんけど。

監督ゲイなのに、なんでこんなに夫婦のことわかるんだろと思ったりしたが、まあ、それは形式というか法的というか紙だけというか、そういうもんであって、他者と長年連れそうってことは性別を超えた普遍的なことなんだろうな。
泣けたシーンいくつもあった。

リリー・フランキーは大好きで、毎週土曜日放送のラジオ番組「スナックラジオ」は仕事しながら欠かさず聴いている。めちゃオモロい。
長回しのセリフとかアドリブなんじゃないかな。
法廷画家の役やっとったけど、元々リリーさんイラストレーターだもんな。

主役2人も良かったけど、脇が名バイプレイヤー揃い。そこも楽しかった。
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