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カールじいさんの空飛ぶ家のdoggiehowlのレビュー・感想・評価

カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)
4.3
※アカウント借りました

よかったところ:後述

悪かったところ:
・ヴィランへの引導の渡し方が雑(ちょっと気の毒になっちゃった)
・3日でじいさんがめっちゃマッチョになるところ(全国のマッチョが泣いちゃうよ…)
・ダグの乗り換えが雑(でも考えたら犬だから仕方ない…仕方ないか?)

まとめ:
前知識ほぼゼロで見たんだけど開始20分で水分をものすごく持っていかれてしまってダメだった。子供が見てもわかるのか?という疑問はまだ配偶者が生きているお前にわかるのか?というブーメランになるけど一生一緒にいたいと思う相手と今のところ一緒にいる人間に刺さらないことある?という感じ。「あなた無口ね、そういうの好きよ!」エリーそういうお前のことが大好きだよ…カールじいさんになっちゃうよ…
だからそういうくだりがもう一回くるかも、と思って身構えていたら全然それだけじゃなくて心底やられてしまったという話です。面倒な子供、どっちでもいい鳥、どう考えても裏切る犬、じいさんのおかげじゃないのに皆偶然と彼ら自身のそのままの姿で上手に繋がり合って幸せの道をちょっとずつがんばってたどっていく感じ。映画を見てる、おとぎ話に聞きほれている、という気持ちでいっぱいになってしまった。もうこれ以上語ると野暮だと思う。
何もできていなかった、と思うことは生きていればあるだろうけど何もできていなかったことなんてないよありがとう、とどれだけ人に伝えられるものか。そしてそれを聞けるまで大事に大事にできるのか。やっぱりじいさん自身の力もあるんだよね、ラッセルたちに出会ったことも含めて。
夫にも見てほしいけど恥ずかしいので一人で見てほしい。できたら。
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