こたろう

ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポのこたろうのレビュー・感想・評価

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恥ずかしながら、太宰治の作品は、走れメロスぐらいしか知りません・・・。
心中を繰り返した人。というイメージ以外は、何も・・・。

この作品に登場する作家大谷も、妻に『ヒモ』と言われてしまうほど、
どうしようもない夫。
死にたいけど死ねない。神が死なせてくれない。と嘆く。

神とは、妻のコトなのだろうか?

夫も自分も全てを 受け入れ、私たちは ただ生きていればいいのだと言い切る 妻。

強い・・・。

今を生きる 私たちに足りなモノは、『忍耐力』
この作品は、それを教えてくれた気がしました。