本を読もうと思って結局読まず終いだったので鑑賞。
客観と主観の使い方が上手い。最初に教師の告白から始まり、それからそれぞれの目線でどういうことが起きてたのかが明らかになっていく展開が非常に面白い。
特に少年Aになってしまった子とその母親のそれぞれの視点で同じ出来事が別の捉え方されてたりしてて、興味深かった。これって映画の中だけじゃなくて実際にも起こりうるし。
復讐を題材にしたドラマや映画って多いけどこれはその中でも淡々としてて、でも退屈じゃなくスラスラ見れた。松たか子の静かな恐ろしさが際立って面白かった。それぞれのバックグラウンドがあってこういう事件が起きたのかと解明されていく様が、人間の怖さを感じつつも面白い。リピートするでしょう。
