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女子高生ゾンビのssr701のレビュー・感想・評価

女子高生ゾンビ(2010年製作の映画)
1.4
皆さんが「ゾンビ」を鑑賞していたので
負けじと「女子高生ゾンビ」を見ることにしました(どう考えても負け戦)
なぜ素直に「ゾンビ」を見ないのかは置いといて
…置いといても見ずに腐らせますけどね
いやゾンビだけにもう腐ってるようなものですけどね
うまいことを言ったつもりで気分よく視聴開始です

「つまんねー話」「くっだらね」というセリフが
冒頭に出てきますが
もしやこの作品の自己紹介的なセリフでは…と
早くも暗雲が立ち込めます
ビリヤードをしてるシーンで
空調の音らしき雑音がうっすらと聞こえ続けるのも気になります
ちなみにそこの店主は「女幽霊」に出てきた
森羅万象(しんらまんぞう)です

これ以降も町の雑踏の音が大きくて
セリフが聞こえにくいところもあります
安っぽい映画ってやっぱり機材も安っぽいのでしょうか


ちょいワルな女子高生ミサキ(梶原麻莉子)の
微妙な演技力にもくじけそうになりますがなんとか我慢です
お友達のオカマさんの方はそこそこセリフがうまいので
際立ってヘタに感じます

ミサキはゾンビに襲われそうになりますが
日本刀と拳銃を持った謎の女(高部あい)に助けてもらいます
誰もがわかるようにたとえて言うと
実写版デビルマンのミーコみたいなものです

コカインで逮捕されて芸能界から去った
高部あいですが芸能人としては死んだ今も
こうして作品は配信され続けて
ゾンビのように生き残ってるのですネ!
またうまいこと言ったつもりです

翌日ミサキは小さな鈴の音に
ふと気づきます
あの謎の女がつけていたペンダントの音です
およそ30メートルほどの距離にもかかわらず
それに気が付いて追いかけて
「そのペンダントに見覚えがあるんだよ!」と詰め寄ります
目視で気づいたんかいな… まあどっちにしてもすごい能力です

高部あいは何を聞かれても
「わからない」「証拠でもあるの?」とシラを切りとおして
姿勢よくまっすぐにスタスタと歩いていきます
警察にもこんな感じで対応していたのかな?
いま現在まっすぐ前を向いて
背中を丸めずに暮らしているのかな…
画面がぼやけて見えなくなってきましたが
涙をふいて視聴続行です


どうやら高部あいは半分はゾンビとなってしまってますが
協力者の男に注射を打ってもらって
何とか完全ゾンビ化を押さえているようです
ここは自分の手で打つシーンが見たかったですねえ
もしゾンビになったら「自分で自分のクビをはねてみせる!」
というセリフも芸能界から去った自分を言い表しているようです
アレコレ気になりますが何とか作品に集中してまだまだ視聴続行です

なんやかんやで(めんどい)
高部あいはヤクザ事務所へと乗り込み皆殺しにします
きっと寄生獣のオマージュですね!
拳銃を撃たれますが左右に高速でステップ移動して避けて
いったいどこに隠し持っていたのか
わからない
ながーい日本刀で逆襲です

この日本刀の謎はこのあとホテルの駐車場での
格闘シーンですぐに明かされました
右の太ももの横に伸縮自在の日本刀を隠していたのでした
なーんだそうだったんですね(ガッテン!)

ちなみにこの駐車場には
「覚醒剤やシンナー等の行為をされる方はご迷惑ですので」みたいな
注意書きがあります たしかにご迷惑ですよね

ブレザーを着たショートボブの女子高生マユミ(緒沢あかり)が登場!
ゾンビをあやつる立場のホストと
呼ばれる存在のようです
高部あいに「今すぐ地獄へ送り込んでやる!」と凄まれますが
「こわいこわい…でもこれを見てまだそんな口がきけるのかしら?」
と余裕の口ぶりです
するとそこに現れたのは…
3体のゾンビです!ブルマ姿の!
この作品の一番の見どころ いや笑いどころかもしれません

ブルマゾンビ略してブルゾンちえみは
卓球のラケットの先に短剣がついた
なぞの武器で襲い掛かってきます
そして弾丸をラケットで打ち返して「サー!」という掛け声です
国民的人気の選手のやつですよねそれ…
まあ今はそれほど国民から「愛」されてないから大丈夫かな?

高部あいは
たしかヤクザに拳銃を向けられた時に
「そんなもので死にはしない」と言ってましたが
自分で撃った弾丸を打ち返されて
左肩付近に被弾して
何故かおなかを痛がるような素振りで時間差でダメージを受けて瀕死状態になります
跳ね返されたことによってすごい威力になったということですかね多分
このあと肩を担がれて歩くシーンもありますので肩は大丈夫なようです

ちなみにマユミはセリフの下手さも味わい深かったです
「こわいこわい」と「すごいすごい」はこの作品の名セリフとして
記憶しておくべきでしょう


高部あいもマユミも隠された力を最大限に引き出して
さあ最終決戦です
そこそこ可愛かったマユミが恐ろしい顔になって残念です
見つめあう二人を高速でスイッチングする謎の演出も
また見どころであり笑いどころなんでしょう

最後はどんでん返しがあってそこそこびっくりです
謎を残したまま終わったので続編に期待ですね(無理)

それから「ゾンビ」じゃなくて「赤目」だそうです
じゃあなんでこのタイトルなんだろうとか
何のこだわりがあったんだろうと思いますが
おわびして訂正しておきます ごめんなさい

「このすばらしさがわからないなんて…」
というセリフもありましたが
この作品のすばらしさが
みんなにわかってもらえる日が来ることを祈っております うそです
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