にっきい

エイセス/大空の誓いのにっきいのレビュー・感想・評価

エイセス/大空の誓い(1991年製作の映画)
3.0
筋肉モリモリ美人のレイチェル•マクリッシュさん。

もう昔過ぎて覚えてないけど、サニー千葉(千葉真一)が出てるから観に行ったんだと思います。
千葉真一さん追悼レビュー。

第二次世界大戦のエースパイロットの話し。
映画館に観に行った時も知らなかったし、今回見直すまで完全に忘れてたけど、今作はシリーズものの3作目なんです。
邦題にはシリーズのタイトル『Iron Eagle』入ってないし。
仮に入っててもシリーズ自体を知らなかったから同じか?w
タイトル通り第二次世界大戦当時の日米独英4ヵ国のエースパイロット(5機以上撃墜した撃墜王)たちが、当時の戦闘機を使って航空ショーを全米各地で繰り広げていた。
ある日米パイロットの古い知り合いが殺されたと連絡が入る。
事件を調べるとそこには麻薬王が関わっているのが分かる。
復讐の為と悪を懲らしめる為に4人が立ち上がるのだが…って話し。
冒頭の航空ショーのシーン、飛行機だけが映ってるところは本物なんですが、パイロットの顔が映るシーンは全部合成。
コクピットから見える外の景色も合成…。
せっかく戦闘機同士のドッグファイトは迫力有るのに勿体ない。
爆破も本物だから凄い迫力。
戦闘機の撃墜シーンもリアリティあったけど、まさか本当に撃墜はしてないよね?
実は劇場で初めて観た時に疑問に思った事がありました。
日米独英(ボクは日本人だから敢えて日本を1番にしてる)のエースパイロットの内、日本人のサニー千葉だけが戦死するんです。
いや正確に言うと主人公の米パイロット以外は全員撃墜されるんだけど、脱出して助かってたってオチ。
なのにサニー千葉は敵の飛行機に特攻して死亡。
他のパイロットが助かってたのを喜ぶシーンは有るのに、サニー千葉が死んだのを悲しむシーンは一切無い。
一応ラストにサニー千葉のマークの入った戦闘機を皆が見上げるシーンはあるんですがそれだけ。
実はサニー千葉演じる日本人パイロットは、大戦中に戦死した兄がエースパイロットだったのを自分の事だと仲間を騙していた設定。
一応闘いの前夜に皆に告白し、それでも仲間として認められるシーンは有るのに最後の扱いの酷さ。
どうやら日本人は騙し討ちのような真珠湾攻撃や、特攻と言う名の体当たり攻撃をする野蛮な民族だと言う偏見からこんな演出になってるみたいです。
某怪獣映画の白目男子や某ホラー映画の這い回り女子と違い、セリフも多く仲間のために自分が犠牲になると言う日本人が見たら感動的な役柄も、本当の意図は卑怯な日本人に対する差別的な演出だったんです。
結局千葉真一出演作を劇場で観たのは今作と『エイプリルフールズ』、『魔界転生(1981年)』、『戦国自衛隊(1979年)』、『新幹線大爆破』の5本だけ、今思えばもっと観とけば良かった…。
千葉真一さんのご冥福をお祈りします。

今朝の1曲
IRON MAIDEN 『ACES HIGH 撃墜王の孤独』
かつて世界中を席巻したNWOBHMと言うヘヴィメタルのムーブメントの中心だったのがこのIRON MAIDENと言うバンドでした。
このバンドは勿論ギターもカッコいいんですが、やっぱりベースのスティーブ•ハリスが最高なんです。
ピックを使わず指で弾くスタイルで、普通のバンドがギターでやるリフをベースでやっちゃうんです!
この曲(https://m.youtube.com/watch?v=Xg9aQvjMS60)はバンドの5枚目の『Powerslave』アルバムのオープニングナンバーです。
今作はIRON MAIDENのアルバムでボクの1番のお気に入りで、この曲の他にも『2 Minutes To Midnight 』、『Powerslave』、『Rime Of The Ancient Mariner』と名曲揃いです。




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:1992年
鑑賞回:ー
劇場名:ー
座席情報:自由席
上映方式:2D 字幕
レーティング:G
上映時間:98分
備考:過去鑑賞記録
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