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耳をすませばのhiromikのレビュー・感想・評価

耳をすませば(1995年製作の映画)
4.5
高校生の頃に感情移入しながら観たなぁと思いつつ久しぶりに再見。

あらためて観てると、冒頭から背景の絵の密度と登場人物、群衆のそれぞれの何気ない動きが本当に素晴らしい。特に月島雫がお父さんの務める図書館にお弁当を届けた後、家に帰るまでのシーンとか、天沢聖司のアトリエの窓越しに見える遠くのビルの上の赤いランプの点滅とか、雨のシーンで地面やアスファルトに映る人物や背景の反射とか。物語を補強しながらもそこから逸脱するような細部が多くて見入りました。
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