しゆ

ジャック・ドゥミの少年期のしゆのレビュー・感想・評価

ジャック・ドゥミの少年期(1991年製作の映画)
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映画愛が見られる映画、好き。
一から独学で技術を身につけ職人になったようにも見られるが、ジャックドゥミの根っこにあるのは映画を見たときの、フィルムやカメラ、アニメーションの驚きだったのだろうと思う。目的はもしかしたら映画を作ることではなく、発見者に近い存在になりたかったのかもしれない。であるから父親のガレージを継がなかったのではないのだろうか。
自分の成長を他人に、あんなに段階的に見せるのを躊躇しない人は滅多にいないし、また見てくれる人の心の豊かさを感じた。
今度は今回できなかったアニエスヴァルダ視点で見たい。
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