李吟遊

ザ・コーヴの李吟遊のレビュー・感想・評価

ザ・コーヴ(2009年製作の映画)
1.0
私は日本人ではない。高校生の時に鑑賞し、衝撃を受けた。ドキュメンタリーを観漁るきっかけにもなった。高校生から見て、捕鯨に関して日本に「罪」があると信じるには十分すぎる作品だった。
しかしその後の7年間、私は勉強していくうちにこの作品がまさに「プロパガンダのお手本」のようなものだと気づてしまった。
ドキュメンタリーはこうあるべきではないと断言したい。
ドキュメンタリーはドキュメンタリーという媒体の暴力性に自覚しながら、主観性を抑えて現実を届くべきだと思う(もちろん違う考えを持つ作家が居ても全然良いと思う)。
ドキュメンタリーは作家の思想あるいは信仰を宣伝するべきのツールになっては行けない。なぜなら誰しもバイアスを持っていて、育てられた環境により偏見が植え付けられているから。
李吟遊

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