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君のためなら千回でものmatsuのレビュー・感想・評価

君のためなら千回でも(2007年製作の映画)
4.2
過去に犯した過ちとその償い、友情や親子の愛、アフガニスタンの歴史など様々なテーマの感動的なストーリー!!

途中メチャクチャ泣きました。心を揺さぶられました!!

前半は1970年代、子供時代の話。資産家の息子アミールと使用人の息子ハッサンは大親友。字が読めないハッサンに自分の書いた物語を読んであげるアミール。凧揚げ大会でアミールのために遠くに落ちた凧を誰よりも速く走って取りに行くハッサン。その時の言葉が「君のためなら千回でも」。

子供達が楽しく凧揚げするなどこの頃のアフガニスタンは自由な良い国。

あるトラブル時にアミールがついた嘘によりハッサンとその父親が家を出ていく。その後、ソ連のアフガン侵攻も重なりアミールはアメリカに亡命、2人は離れ離れになる。

20年以上たち2000年頃(映画後半)。アメリカで作家として成功したアミールのもとに、タリバンの蛮行から逃れてパキスタンにいる父親の知人から「会いに来てほしい」と電話が入る。会うと、ハッサンがアフガニスタンでタリバンに殺された事、ハッサンとアミールに関する衝撃的な事実を聞かされる。さらにハッサンが生前にアミールに向けて書いた手紙も受け取る。

終盤、アミールはタリバンが管理する孤児院にいるハッサンの子供を救出するために、人生をかけてアフガニスタンに入る。何としてもこの子をアメリカに連れて帰る、という思いで。

アフガニスタンではタリバンの考えに背いた罪で処刑が日常的に行われていた…
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