どこかのブログで、タイトルについて深いことを語っているのを読んだけれど、私は結構シンプルに受け止めました。
あらすじを字に起こすとギャグコメみたいになってしまうのだけれど、内容は至ってシリアスに進んでいくギャップがいい。
登場人物全員のキャラが立っていて、全員愛しい。
きっとみんな間違っているし、みんな正しい、そんな映画だった。
全員がそれぞれ自分とその気持ちや考えに素直に立ち向かって、素直に行動した結果、あのようなエンディングになったんだなって。
日本人は特に世間体とか社会性とかいろんな制御装置が働くからこんなことにはならないし、内容やキャラクター達の行動・思考にあまりピンとこないかもしれない。でもそれこそがタイトル「アメリカンビューティ」たる由縁かなとか思ったり。日本人だからこそ、このタイトルをシンプルに受け止められた、かな。
好き嫌いが別れると思うけれど、私は割と好きでオススメしたくなった作品でした。
