ShingoMatsuoka

アメリカン・ビューティーのShingoMatsuokaのレビュー・感想・評価

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)
4.5
冒頭のケヴィン・スペイシー演ずる男、レスターのモノローグで、

『あ…これは個人的にかなりフィットする作品だ。』と感じ、それからラストまで作品に没頭できる。

登場人物がみんな哀しい。
でも前に向かっているので、悲しくはない。
みんな自分の枠を壊そうともがいている。その姿が滑稽で哀しくて胸を締め付ける。

レスターがある少女を抱こうとした時、少女がする告白。

あの瞬間の少女も、その告白を受け止めたレスターも、涙が出るほど美しくて震えた。あぁ、人間だなぁって感じて震えた。

サム・メンデス監督、好きだ。
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