nanako

クローンのnanakoのネタバレレビュー・内容・結末

クローン(2001年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ゲイリー・シニーズ主演、フィリップ・K・ディック原作のSFサスペンス。凄くおもしろいストーリーで、引き込まれて見ました!

フィリップ・K・ディックと言えば、ペイチェック-消された記憶/マイノリティリポート/トータルリコール/ブレードランナー等の作品が映画化されていますね。おもしろい作品が多いんですねー。
なんかマイノリティリポートに似てる設定ね。って思ったら。

近未来、地球は異星人と戦争をしていて、空は磁気ドームに覆われ、空を車が飛び交っています。
異星人は高度な技術を持っていて、そのひとつが『クローン』。スパイを送り込み、人間を殺し、その人のクローンとなってターゲットに近づき、胸の爆弾が爆発するしくみ。本人がクローンだと認識していない設定です。
だから、スパイクローンだと疑われても、間違いだったり、本当のクローンだったり、胸をえぐり出してみないとわかりません。

主人公のスペンサー(ゲイリーシニーズ)は、軍の科学者。だけど、クローンではないかと疑われて、軍に終われるようになるんですね。本当に強い精神力と根性の持ち主です!誰も信じてくれない悲しさ・怒りもきちんと伝わってくる演技です。

ラストにはどんでん返しに次ぐ、どんでん返し! 凄くおもしろいお話ですねー。
でも、ひとつ腑に落ちないのは、なんで最後に爆発したのか。。。
ターゲットに近づかないと爆発しないハズなのに。自覚すると爆発するっていう伏線もなかったように思うのですが。。。
つか、自覚すると爆発するなら奥さんは???

それはそれとしても、凄くおもしろかったので許せます☆
クローンは、本人の姿形記憶までも再生しますが、魂は再生できない。というくだりがありますが、いつしか愛は本物になった。という事にしておこうと思います。
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