昼行灯

豚と軍艦の昼行灯のレビュー・感想・評価

豚と軍艦(1961年製作の映画)
3.5
最後の機関銃のシーンのカタルシスがすごい。壊れていく歓楽街、放たれていく豚。アメリカの下僕になるしかない自分たちを豚とすることを否定せんとする行動がかっこいい。ここで終わっても良かったのではとも思う。
乱交するヒロインの様子を天井からぶら下げたカメラを回転させて撮るシーンであったり、主人公とヒロインのすれ違いを土手の高低差を利用して撮ったり、あるいは主人公とヒロインの想いが通った時の次第に近づいていくリバースショットだったり、面白いカメラワークが多々あった。
昼行灯

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