ノムラ

南極料理人のノムラのレビュー・感想・評価

南極料理人(2009年製作の映画)
3.9
南極観測隊所属のコックの話。一年に一回は見返すほど好きな映画だ。
南極というのは孤独な場所なのだろう。常に雪が降り寒く薄暗く周りは白一色で何もない。そんな場所のこれまた狭い基地の中でもコミュニティは形成され生活のリズムが次第にできていく。そして形成された貧乏大学寮のような生活が、外の世界とのコントラストになり魅力的に映える。
またこの映画の登場人物は個性的なメンバーばかりだが、大前提として全員各部門のエリートか実力者であるという点が今作を観る上でとても重要な役割を果たしていると思う。おかげで気を張って見る必要がない。個人的にはユニコーンの『サラウンド』が流れるエンディングが一番好きな場面だ。それ以外にも見所が多々ある素晴らしい邦画である。
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