評判云々は抜きにしても見る前から嫌な予感はしていた。
それはジム・キャリーにはこの手のスリラー映画は似合わないということだ。
「ケーブルガイ」も失敗だったが、やはり違う畑は荒らすべきではなかった。
誕生日に妻から送られたミステリーの本ナンバー23。
ところがその小説にはまるで自分のような主人公が。それ以来23の数字に取り憑かれてしまう。
ここからコメディの世界に突入(笑)
黙示録は22章までしかないとか、マヤ人は12月23日に世界滅亡だとか。
このこじつけはいい加減を通り越して、無謀の領域に入ってくる。
そもそもまるで怖くない。
これでジムがこじつけの部分で頭がいかれている設定ならまだ理解できるが、大真面目に23の数字を議論するのだから参る。
最後なんていきなりの方向転換。ジムはコメディかドラマの分野でないと見る前に構えるべきだ。