ジェシー・ジェイムズの生涯を描いた西部劇。
ジェシー・ジェイムズは名前とアウトローであることくらいは知っていたが、伝記的な映画は初めて観た。
ストーリーが非常にテンポよく進み、全く飽きさせない。
演技も脚本も良い。
ジェシー役のタイロン・パワーの色男っぷりと保安官役のランドルフ・スコットの渋さが際立つ。
1930年代の映画だが、そこまでの古さは感じず、1950~60年代くらいの作品と言われても違和感がない。
邦題は酷い。
西部開拓時代のアウトローとして有名なジェシー・ジェイムズだが、本作ではむしろアメリカ政府や鉄道会社の方がアウトローに見える。
実際当時のアメリカ政府はかなり滅茶苦茶なことをしていたわけだが。
ジェシー・ジェイムズも、本作では美化されているが、実際にはかなりえげつない犯罪を多く犯しているようだ。
西部劇は、今まであまり興味のないジャンルだったが、最近BSで頻繁に視聴しており、良作が多いことに感心している。
今後も有名どころから観ていこうかと思っている。