あだち

トウキョウソナタのあだちのレビュー・感想・評価

トウキョウソナタ(2008年製作の映画)
4.4
現代日本を舞台に、平凡な家庭のディスコミュニケーションを扱った映画。
のはずなんだけど、なんなんだろうこのスピルバーグの活劇観たような気分は。

黒沢清作品に日本映画離れしたスリリングさがあるのって、画面内でちゃんと“こと”が起きてるからなのかも知れない。

そんなこと言ったら映画はすべてことは起きるんだけど、なんか違う。わかんない。

うーん。観客にとって今まさに観るに値する何かが起きたっていうリアルタイム性みたいなものが、他の追随を許してない気がする。ドキュメンタリー風とかそういうことでもなくて。やっぱり言語化できない。

階段から落ちるシーンは風の中の牝どりオマージュだ。
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