トウキョウソナタの作品情報・感想・評価

「トウキョウソナタ」に投稿された感想・評価

#映画 #movie #日本映画 #邦画
◯ #黒沢清 監督「 #トウキョウソナタ 」
◯ #香川照之 #小泉今日子 #小柳友 #井之脇海
#井川遥 #児嶋一哉 #津田寛治 #役所広司
◯オーストラリア人映画監督の #マックスマニックス の脚本を、黒沢清監督と後輩の #田中幸子 さんが脚色して、現代の家族をテーマにした作品。
黒沢清監督は原作ものや他の人の脚本も、自身が監督するなら黒沢清監督なりのこだわりを盛り込むのがスタイルになってます。
原作ものでも原作者が黒沢清ファンな事が多く自由に撮ってくださいと言われるので、脚色にもフランクな作品が多いのも黒沢清監督の特徴。
◯カンヌ「ある視点」部門審査員賞はじめ多くの賞を受賞しています。
黒沢清監督の海外での人気と評価は97年の「 #CURE 」の頃から始まっているので、海外の映画祭の賞の常連でもあり、「 #スパイの妻 」の時だけやたらテレビで取り上げたりしているのがすごく違和感がありました。
◯ホラーやサスペンスジャンルに強い監督というイメージですが、Vシネ時代から「 #ニンゲン合格 」も家族の物語だったり、本人は職人監督だとも話していて、でも独自の作家性は観たら「黒沢清作品」を観てる感を感じる稀有な監督なので、どんなジャンルでも、普通に撮っても独特の緊張感と演出があります。
◯急にリストラされた父親(香川照之)を中心に、奥さん(小泉今日子)、息子たち(小柳友、井之脇海)の家族の物語。
◯次男役のピアノの才能に目覚める井之脇海さんは #松本穂香 さんと監督は違いますが、新作映画「 #ミュジコフィリア 」で共演しています。偶然ですが音楽映画。
◯役所広司さんが唐突に出てきます。
「CURE」の頃から意気投合してる同じ歳の2人なので、他の作品で固い役を演じたら、黒沢組に遊びに来る様に何か面白い役はないですか?と、カメオ出演の様に出てる作品もあって、黒沢清監督と役所広司さんのそういう関係はいつも面白いです。
◯香川照之さんは黒沢清監督のVシネ時代の代表作、傑作「#蛇の道 」の頃から黒沢清監督は凄さを感じていて、次は主演をしてもらいたいと、この映画では念願の主演をしています。「蛇の道」は #哀川翔 主演ですが、若き香川照之さんの怪演も見所。
◯黒沢清監督は作品の中に驚く様なシーンを必ず入れるのだけど、この家族の映画の中でも #小津安二郎 を思わせるドキッとするシーンがあります。
◯次男の担任役の児嶋一哉さんは映画初出演に思えない、独特の存在感と次男の井之脇海さんとの会話のやり取りがすごく面白いシーンになってます。この後俳優業に引っ張りだこになります。
◯ラストシーンも驚きます。
気づかないデジタル処理を使っていたりするのですが、たぶん普通に観てると全くわからないと思いますが、ラストの余韻もすごい映画です。
金之助

金之助の感想・評価

4.1
大きな地震が来て、偉いやつらの権威が地に落ちた2021年でも、いまだノーヘルは合法化されていません。
万引き家族が好きな人ならハマりそうな作品
個人的には誰にでも起こりうるという点で見れば万引き家族よりも現実味がありこちらの方が好きである(万引き家族は実話が元になってはいるが)
ポン・ジュノ監督が黒沢清監督から影響を受けているというのもわかる
じゅり

じゅりの感想・評価

3.2
車、足音、人の列、風と光
体裁、スーツ、プジョー、長髪

次男の才能がえげつなさすぎて泣いた
cyph

cyphの感想・評価

3.1
実家を形成する側もつらいんだよ映画 家父長制ほんとに死んでほしい、という気持ちとこれ仮に次男にピアノの才能がなかったら?ていう虚しさとで集中できなかった 終盤にそれぞれのドラマが高まるタイプの映画なのに終盤になればなるほど芋くささが増していく(「やり直したい」とか「いままでの人生ぜんぶ夢だったらいいのに」とかわざわざ見せ場つくって言わせちゃう感じ)の残念だった あとぜんぶのごはんが死ぬほど不味そうですごかった

小泉今日子に対するお前も働きに出ろよというきもち 転職活動はそれなり辛そうだったけどそんなでその暮らしをやってけるリアリティがあったんだとしたらいい時代だな、て思って観てたけどぜんぜんそんな古い映画でなかった、やっぱりなんなんだ

役所広司はよかった、路上実習になっちゃうやつも面白いけど海以降、なんでこうなっちゃうんだろ…の薄ら寒さ 悪い意味で体感150分だった
あき

あきの感想・評価

3.7
2021*35

なんで見てこなかったんだろう
不穏で笑えて黒沢ワールドだった
この時代はまだこういう感じだったっけ?
家父長制がしんどい
誰が悪いとかじゃないけど、男の人はメンツメンツで大変だなあ
プライド高くてめんどいなぁ

若い頃の波岡さんきゃわ

最後、次男が天才過ぎてワロタ
ぱね

ぱねの感想・評価

4.3
健康機器会社で働く男:佐々木竜平は、より安い賃金で働く中国人労働者の代わりに、会社を解雇される。
一家の大黒柱である竜平は、家族にそのことを打ち明けることができず、毎朝スーツを着て会社に行くと偽り、ハローワークへ向かうのであった....。

黒沢清監督の作品。黒沢清監督と言えば『CURE』が最も有名で、僕も最近鑑賞したが、非常に素晴らしい作品だった。また、今年のヴェネツィア国際映画祭では『スパイの妻』が銀獅子賞(監督賞)を受賞するなど、国際的にも高い評価を受ける日本人監督のひとりだ。

そして本作は韓国映画界が生んだ天才:ポン・ジュノが薦めていたこともあり、先日鑑賞に至ったわけだが、傑作だった。

現代社会における、どこにでもある普通の一家の崩壊と再生を描いた作品だが、ラストは不穏な空気を漂わせて幕を閉じる。

これ本当に怖い映画だね。リアルすぎる。どんな人間にも起こり得る悲劇だよ。
そして逆にコミカルな演出が多いのがまた不気味さを強くしている。
何を観せられてるんだ?と思わせるような序盤から
次第にあれよあれよと家族崩壊していく様は、リアルであり非現実的でもあって、
目が離せなくなってた。

「やり直したい」
誰もが人生で思ったことのある言葉だと思う。
でも時間は戻らない。
けれど、人間、変わりたいならとことん行くとこまで行っちゃって
何もかも空っぽにしたら、いつでも変われるんじゃないかと思わせてくれた👍

ソナタの旋律に希望の光が見えるようなラストは素敵でしたき
13年前に一度観たきりで、まったく内容を覚えていなかったけど素晴らしかった。
なっぴ

なっぴの感想・評価

4.0
今年40本目
黒澤清監督ってもう見た瞬間からわかる冷たい空気流れてるよね〜笑 正直CUREほどのインパクトはなかったものの素晴らしい
この映画を占める不協和音をあんな素敵な回収してて恐れ慄いた 過去作もみたいっす!!!スパイの妻もみたいっす!
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