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眠狂四郎 炎情剣のShinMakitaのレビュー・感想・評価

眠狂四郎 炎情剣(1965年製作の映画)
2.0
藤堂藩要職・檜垣家の寡婦ぬいが、夫の仇・貝塚を討ち取る場に遭遇した眠狂四郎。助太刀した礼として、ぬいを一晩抱くことになった狂四郎は、仇討ちを褒めた藩家老職・跡部になぜか命を狙われる羽目になる。跡部は秘匿する財宝の存在を知る海賊たちを狩っていたが、たまたまその1人伝吉が狂四郎と居酒屋にいたというだけで、狂四郎が秘密を握ったのではと誤解したのだ。藤堂藩士たちの波状攻撃をかわしつづける狂四郎だが…




「眠狂四郎 炎情剣」



シリーズ第五作。ヒロイン、もといファムファタール役は中村玉緒。最初の仇討ちからして猿芝居。藩老中の謀略に巻き込まれた狂四郎が、追い詰められた海賊たちのカタを持って戦いに身を投じていきます。老中と狂四郎の間を行き来する狡賢い鳴海屋を演じるのが西村晃。老中・安部徹も貫禄充分。

「勝負」に続いて三隅監督再登板作でもあります。伝吉の娘かよにつく嘘に、狂四郎の優しさが炸裂しておりました。同じオンナという生き物でも、その心根によって対応が全然違う狂四郎。ラストに唾吐くが如く玉緒を斬り捨てるのが良いね!
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