僕はランス依存症です

悪魔を憐れむ歌の僕はランス依存症ですのレビュー・感想・評価

悪魔を憐れむ歌(1997年製作の映画)
2.3
2024/10/12鑑賞。46点。
警察官を演じる俳優がどれも曲者俳優で、ギャンドルフィーニにグッドマン、サザーランドときたらこの中に悪魔の信奉者がいると思ってしまう。ちなみにマイケル・ビーンも出演する予定だったが、彼の役そのものがなくなった。
元々はアーノルド・シュワルツェネッガーが主演するはずだったが、【エンド・オブ・デイズ】で似たようなことをやってたな・・・と思い出した。

敵はどんな生き物でも触れただけで移動できる(しかも宿主が死ねば体から抜け出せる) というチート能力持ち悪魔だが、EminemのVenomのミュージックビデオのようで好きな演出だった。

フィラデルフィア。
連続殺人犯・リース(演. イライアス・コティーズ)の死刑が執行された翌日以降、彼と同じ手口で次々と人が殺される。

リースを逮捕した刑事・ホブズ(演. デンゼル・ワシントン)が捜査を開始し、30年前に警察の勲章リストから消された亡き警察官・ミラノと関連していると判明。

ミラノの娘・グレタから、"ミラノがかつて悪魔・アザゼルを倒そうとして死んだ"と聞かされる。
実はリース自身が殺人鬼なのではなく、アザゼルが彼に憑依して連続殺人を起こしていた。そして、リースに憑依する以前から同じように殺人を繰り返していたことも判明。

弟を殺され、他の殺人の濡れ衣まで着せられたホブズは山小屋に立てこもり、アザゼルはホブズの相棒・ジョーンジー(演. ジョン・グッドマン)に憑依して追いかけてくる。

アザゼルの移動できる距離がわずかであることを突き止めていたホブズは、ジョーンジーを射殺し、自分に憑依するよう差し向ける。そして毒を染み込ませたタバコを吸ってアザゼルと共に死ぬ・・・はずだったが、アザゼルはどんな生物にでも憑依できるので、すぐそばにいた野良猫に憑依して生き延びる。
つまりホブズの無駄死にであり、しかも視聴者なら人間以外にも憑依できることは知ってたので想定できるオチ。なんなら鳥でも虫でも憑依できるので、勝てっこないのだ。