サトシ

タクシードライバーのサトシのレビュー・感想・評価

タクシードライバー(1976年製作の映画)
3.7
マーティン・スコセッシ監督、ポール・シュレイダー脚本、ロバート・デ・ニーロ主演のクライム映画。

舞台はニューヨーク。
小さなタクシー会社に運転手志望の男性が現れた。ベトナム戦争帰りの元海兵隊員トラヴィス・ビックルは、戦争による深刻な不眠症を患っているために定職に就く事もままならずタクシー会社に就職する。
余暇はポルノ映画館に通ったり、マンハッタンを当てもなく運転する孤独の中にあった。そして、そこで目にする麻薬と性欲に溺れる若者や盛り場の退廃ぶりに、全て無くなれば良いのにと嫌悪を示していた。
ある日、トラヴィスは次期大統領候補チャールズ・パランタイン上院議員の選挙事務所付近を通りかかり、そこで勤務するベッツィーに魅かれ、彼女をデートに誘う・・・。

【キャスト】
トラヴィス・ビックル:ロバート・デ・ニーロ
ベッツィー:シビル・シェパード
アイリス:ジョディ・フォスター
スポーツ:ハーヴェイ・カイテル
ウィザード:ピーター・ボイル
トム:アルバート・ブルックス
パランタイン上院議員:レナード・アボットほか。

ポスターのロバート・デ・ニーロのモヒカン頭が印象的で、当時、弱冠13歳だったジョディ・フォスターに注目して鑑賞しました。
意外にも真面目で不器用にしか生きられないトラヴィス演じるロバート・デ・ニーロに愛着が湧いてきます。ベッツィーを強引に誘いだしたまでは良かったですが、ポルノ映画はセンスが無さすぎです。寝不足でまともな判断できなくなっても、事務所に乗り込んで逆ギレはないですね。拳銃を仕込んで何で大統領候補を狙うのか騙されてしまいました。
ジョディ・フォスターはこの若さで顔が出来上がっているのが驚きです。
ハーヴェイ・カイテルも中々の悪い役で登場して嬉しい限りです。
マーティン・スコセッシがタクシー客役で出演しているのを見逃したのが残念です。
サトシ

サトシ