よっす

タクシードライバーのよっすのレビュー・感想・評価

タクシードライバー(1976年製作の映画)
4.3
ジャズ調のバックグラウンドが常時流れていることもあり、どこかアダルトな雰囲気を醸し出している作品。

ベトナム帰還兵で不眠症の主人公トラヴィス。
彼はタクシードライバーとして夜のニューヨークを走り続けるが、精神を病んで行き、狂気の行動に走り始める。
ロバートデニーロの徹底的な役作りにはいつも感服させられる、、、

見所はたくさんあるが、殺しあった後を天井から映し出すラストシーンが素晴らしい。
あとは脇役のハマりっぷり。
選挙センター?で働くシビルシェパードに13歳で娼婦を演じたジョディフォスター。
どう見ても13歳には見えないですね笑

社会派のマーティンスコセッシ監督による作品ということもあり、当時のアメリカンカルチャーを知っておくことでより深みが増すと思う。
ベトナム帰還兵であるトラヴィスが抱える闇とニューヨークの煌びやかさはあまりにも対照的で現代人には理解できないようなトラヴィスの奇行にもどこか納得が行く気がしますね〜
よっす

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