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ぼくらの七日間戦争のSのレビュー・感想・評価

ぼくらの七日間戦争(1988年製作の映画)
3.2
原作の「僕らシリーズ」は中学生の頃大好きで何冊も漁って読んでいた。
小説では年代の違いによる違和感はなかった記憶だけど、映画を観ると80年代生まれの私が育った時代との違いに驚かされることばかり。

私の通っていた学校も古い日本の学校教育が残っていたから、全く現実的ではないとは思わなかったけど。教師はなぜあんな自信満々に振る舞えるのだろう。使命感?行動原理が気になりすぎる。

この30年でずいぶん世の中が変わったんだな。今の20代以下の人たちからすると完全にフィクションにしか映らないのでは?
私の育った時代は過渡期だったのかもなぁ。

生徒たちがちゃんと幼いのも印象に残った。宮沢りえはめちゃくちゃかわいいけど素朴でクラスにいそうな感じもあり。
同じ系統の子ばかりではなく、同じクラスにいても普段は絡まなそうな子達が集まってるのが良かったな。

まぁ、ツッコミ所も多いし最後の花火で誤魔化された感じもあるけど、10代×夏っていいよなという感想で締めくくり。
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