わしみや

ぼくらの七日間戦争のわしみやのレビュー・感想・評価

ぼくらの七日間戦争(1988年製作の映画)
3.8
小・中の頃、宗田理先生の原作が大好きでぼくらシリーズを読み込んでいたが、この歳になってついに角川の映画版を鑑賞。
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原作と比較して結構色々な要素が抜け落ちてはいたが、それは映画版オリジナルとして純粋に楽しむことができた。最初は登場人物が多い割に人物それぞれを理解するシーンが少なくて誰が誰だか分からなくなっていたが、終盤でやっと何となく属人が理解できた。(原作読んだことない人は最後まで誰が誰だか分からないのでは...?)
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子供の頃は英治や相原の大人へのアンチテーゼに心を熱くするばかりだったが、この歳になるとなんとなく親側の視点も理解できてきたり、それでもやっぱり教師には新鮮に腹が立ったり...。子供も大人も何かと大変だなと結局は子供の頃に抱いた感想と同じ感想に至った。
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英治と安永の喧嘩のシーンでは「なんで安永を仲間に入れたんだ!」と心の中で憤ってしまったが、その後、和解する英治と安永を見て本当に幼いのは自分の方だなと思ってしまった。ごめん、安永。
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そして中山役の宮沢りえが可愛い!綺麗!いつかどこかで宮沢りえがサンタフェを出した衝撃は今で言うと広瀬すずがそういう写真集を出すようなことっていう記述を見たことがあるが、本当にそういうことだったのだろうなと思う。よく見てみると何だか両者は少し顔も似ているような。「湯を沸かすほどの熱い愛」の宮沢りえの印象が個人的には強いけれど、20年後くらいには広瀬すずもそんな熱い母親役を演じることになるのだろうか...
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