プレアデス

39 刑法第三十九条のプレアデスのレビュー・感想・評価

39 刑法第三十九条(1999年製作の映画)
4.0
重いテーマに挑んだ森田監督作品
ストーリーが丁寧に展開していき、満を持して被告人の心身喪失を装った詐病を明らかにする最後の法廷シーンは圧巻でした
被告人の堤慎一や精神鑑定人の鈴木京香をはじめ、精神科医、検事、弁護士、刑事など曲者豪華役者陣の競演が素晴らしく観入ってしまった
鑑定人鈴木京香の家族事情や精神科医杉浦直樹の不穏なムードも森田作品らしいシーンカットとともに相乗効果となり、人間誰しも抱える闇の深層心理や作品全体のスッキリしない曖昧さを複雑に醸し出して余韻を残している
面白かった
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