39 刑法第三十九条の作品情報・感想・評価

「39 刑法第三十九条」に投稿された感想・評価

からし

からしの感想・評価

3.6
とある夫婦が殺害され、現場に残った証拠から1人の男が逮捕された
その男は弁護士や法廷で奇怪な言動や行動を行うようになり、心神喪失者には責任能力がなく減刑されるという刑法39条が適用されるか否か、またこの男が本当に心神喪失者であるのかもしくは嘘であるのかを鈴木京香演じる精神鑑定人が調べていくという内容

なかなか面白かった
俳優陣の演技がすごい
堤真一は演技派のイメージがなかったのでいい意味で驚いた

犯人はバレないと思ったのか、精神鑑定中に監視する警官はいなかったなどというツッコミどころも多少あり、またラストの展開が予想できてしまったという残念な場所もあった

どことなく「真実の行方」とかぶる部分もあり、多重人格者が犯人という設定はありがちというのもあって新鮮味も特になかった
kuu

kuuの感想・評価

4.0
悪意のあるウソ。他人を傷つけまいとしてつくウソ。人を幸せにするウソ。明確な目的のあるウソ。本人がまったく気がつかないままつくウソ。すぐに指摘すべきウソ。触れずにそっとしておくべきウソ。よいウソ、悪いウソ。

現在の先進国の刑事訴訟において(多分)えげつなくイカれた残虐な犯罪を扱う場合、加害者の責任能力が有るか否かが精神鑑定で確認される。
ホンでもって、心神喪失または心身耗弱状態、つまり、責任能力がないと鑑定されりや、『刑法第三十九条』によって、不問または減刑となるそうな。
この映画じゃ、罪を犯した者の心神喪失(二重人格。解離性同一性障害)が論争点。
自分とはちゃう人格、
自分が意識しいひん人格が罪を犯した場合は罪にならへん。
殺られた側の立場にゃ、これほどにも不条理に感じ、理不尽なことはあらへん。
せや、法はいかなる者の人権をを守る。建前上やけど。
時には、刑法第39条てのは、殺った者にとっちゃ最大のロトの鎧と盾みたいに防壁になり、殺られた方にとっちゃ、まるでクソからしたら便秘薬みたいに障壁になる法律や。
その上でこの映画てのは、刑法第39条から生まれる?膿まれる問題にシャープに刃をブチ込んだ物語や。
加えて、責任能力を主題にしてるだけあって、少年法の責任能力にも触れとる。
だから、その点じゃ深く考えさせられためちゃくちゃええ映画やった。
『小2女児殺害』ってニュースを見ても、犯人が捕まったとしても、殺人事件での責任能力の問題てのは、今後も論争点になるかもしれへん。
もはや他人事じゃなく、社会全体が問題視しなきゃならへんのとちゃうかと思う。
現在は裁判員裁判やさかいに、多少の違いはあるけど、法律に詳しくない人も楽に見ることができるんちゃうかなやし、スリリングさも多少あり、単純に楽しめる映画やと思う。
検察官役の江守徹、刑事役の岸部一徳の演技は、昭和の司法にゃこないな奴居ったなぁ見たいな一癖も二癖も奴らに感じたし懐かしさすら覚えてもた。よ~世話になった(笑)誰に?
鈴木京香もええ演技しとるし見もの。未解決の女と比べてみたらオモロい。
法廷モンのオモロい上位作品す。
あくまでも自分的には。
ずみ

ずみの感想・評価

3.5
これは結構好きな作品。ストーリーの着眼点が面白いよね。どの俳優も演技力が素晴らしい俳優ばかりなので、見ていて引き込まれてしまう。主人公を演じた鈴木京香も何処と無く薄幸そうな雰囲気を漂わせつつ、それでいて力強い意思がある非常に良い演技をしている。
法律の抜け穴として利用される可能性がある限り、
理性では理解しようとしても、感情的には納得出来ないかな…(˘・з・˘)
yoshis

yoshisの感想・評価

3.0
刑法第39条、この法律が守るものは何なのか。考えさせられる映画。俳優陣の演技は圧巻。
刑法39条。
精神疾患のあるものに対して、刑を軽くする法律。
この法律に異議を唱える話。
非常に考えさせられます。

法律で裁けない悪に対して、取るべき対抗策は他にあるのだろうか。

取り分け日本の法律は加害者擁護の面が強い。亡くなった被害者よりも、生きている加害者に「人権」が成立するからか。

しかし、被害者の親、兄弟、友人からしたら、なぜ加害者の人権が守られなければならないのか、納得のいく落とし所はないだろう。

罪を償ったと感じられるのは、被害者側の気持ちにしかないのだから。

精神鑑定を行う鈴木京香と、殺人の罪に問われる堤真一。
事件の「動機」にフォーカスが当てられ、徐々に浮かび上がる真実に目が離せない。

ブツ切りの音声や、不安を煽るようなカメラワーク、少しずつ焦点が定まるフレームなどを駆使し、堤真一の心理描写を巧みに映し出しています。

深く刻まれた心の傷。
そこから逃れられない罪の意識。
生きる意味は、その清算に全てが注がれるのも納得がいくシナリオに脱帽。

目を背けたくなる現実が目に飛び込んでくるシーンは、一瞬で、全てを理解できる。
暴力的な衝動ではあるが、果たして、あれが自分の身に起きたら、法律に全てを委ねて生きていくことができるだろうか?
超重量級。
役者陣の演技力が秀逸。
ある程度覚悟して見たい作品。
刑法39条「心神喪失者の行為は、罰しない。 心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。」

法律に疎い人でも知っているだろうこの条文はやや誤解されて広まっている。実際は「何がどうなれば心神喪失または耗弱であるか」に明確な基準はなく、それゆえにたとえ精神鑑定で結果が出たとしてもそれを採用するかどうかも裁判官(今は裁判員も含む)次第なのだ。

本作はある殺人事件の犯人として精神鑑定を受ける男は本当に精神病なのか、それとも詐病か?というサスペンス、犯人の精神鑑定結果に疑問を持つ精神科医と刑事を中心にした事件の裏側を暴くミステリー、そして精神鑑定そのものが持つ本質的な矛盾に踏み込んだ社会派ドラマの3要素を破綻させることなくまとめている。

鈴木京香、堤真一、岸部一徳、樹木希林、江守徹と一癖もふた癖もあるキャストを揃え、人間の心の機微を浮き彫りにし、斜めにずらしたりアオリを多用した画面構成は臨場感を味あわせてくれる。
sakura

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3.4
鈴木京香と堤真一をはじめ、出演者の演技が素晴らしく引き込まれる内容だった。
はち

はちの感想・評価

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2014年10月12日の記録

15、6年前に観て、久々観たくなり。内容もそうだけど、全体的に画像が暗くて、しかもキャストほぼ全員がボソボソ喋る。聴き取りづらい。初見ではないのでもちろん内容は知ってましたが、ちょっと記憶違いな部分もありそこが解消できた。やっぱりあの女の子の遺体が映る場面は目をそむけてしまった。ちょっとキツい。最後の香深の言葉で「刑法第39条は加害者の人権を守るものではなく逆に人権を奪うものではないでしょうか」という問題提起のような言葉があった。罪を犯した者は正しく罰せられるべき。こんな事件が氾濫する今の時代、そろそろ法

ここで切れてた。
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