ふろしき

セーラー服と機関銃のふろしきのレビュー・感想・評価

セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)
-
薬師丸ひろ子の歌う主題歌「セーラー服と機関銃」口ずさみその歌詞の良さに『おや?』と思い本日一年ぶりに観賞。去年も観たので復習はばっちり。

ひょうたん三銃士に光石研がいたり、
目高組の面々が皆魅力的だったり、
あの明が酒井敏也だったのかといまさら気付いたり、
太宗寺からのバイクシーンだったり、
三國連太郎の役どころ&舞台設定&展開の意味不明っぷりだったり、
柄本明の電話のシーンからのシーン転換だったり、
機関銃のシーンのアクシデントだったり、
それでも芝居を続けた渡瀬恒彦だったり、
それでも撮り続けた監督とスタッフだったり、
屋上のドラム缶のシーンでのやはり渡瀬恒彦の自然で機転の利いたたちまわりだったり、
キスシーンのカメラワークだったり、

それ無しにこの映画は成立しない程の薬師丸ひろ子のその存在感をいかんなく発揮する/させることができたことがなにより奇跡である。

アイドル映画の金字塔と評価するにはあまりにも常軌を逸した異常な事態だらけである。ひれ伏すしかない。

初見から40年経ってやっとこの映画のすごさと素晴らしさを理解して、最高の映画だと思うとともに最高な映画を観た後の最高な気分になっている。

目高組の俳優陣は最高としか言いようがない。
奇跡。全員好き。クルージング。

なるほど、相米慎二が評価される訳がやっとわかった(遅い)

こんなの子供がわかるわけないよ(当時の自分)

(2021.2.11)
ふろしき

ふろしき