ここ最近、相米慎二監督の作品を観直す機会が多く、こちらも何十年か振りに、再鑑賞。
そうか、この時点でもう所謂「相米節」は確立していたのだ。
独特の長回し(恥ずかしながら、今さら薬師丸ひろ子の身体…
テーマ曲と薬丸ひろ子だけは知ってたけど改めて観たらすごくよかった。
ちょっとコント感あるけど、カメラワークやセリフがセンスあって良い。
セーラー服と機関銃の曲より、カスバの女が印象に残る。
快感っ……
記録用
相米慎二監督作品。
冒頭のブリッジ姿で「カスバの女」を歌う薬師丸ひろ子で始まる。
この段階で異様だがその後も相米慎二ワールド全開で長回しの連発に独特な間の演出も炸裂。
薬師丸ひろ子に対す…
普段、映画を見るときに俳優というものに全く注目しないタイプなのだが、今回に関しては俳優の演技というものに注目せざるを得なかった。この作品は小津作品のように力のあるフェイスアップが頻出するわけでもなく…
>>続きを読むセーラー服に似合わぬ赤い口紅、赤いハイヒール。父性の庇護の消失。女性性への抵抗と男性性への嫌悪。善と悪とサディズムと同性愛とプラトニックラブ。少女が憤怒と慈愛を抱いて大人の女に羽化する様を隠喩的に表…
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