カズ

無法松の一生のカズのレビュー・感想・評価

無法松の一生(1965年製作の映画)
-
松五郎の一生は果たして、未亡人の思慕だけで語れるのか。

僕は彼の生きざまを貫くものに、「義」を感じてやまない。

偉そうに講釈を垂れる僕にもない物だが、恋慕の情だけであそこまで他人の為には生きられないだろう。

そして、圧巻の祇園太鼓…

これはもう、語るまでもない。
松五郎の躍動感が、力強さが最も噴出したシーンだ。

腹の底が熱くなる感覚と、涙なしには見られない映画である。
カズ

カズ