まこやん

死霊のえじきのまこやんのレビュー・感想・評価

死霊のえじき(1985年製作の映画)
4.4
ロメロ三部作で一番好き。
地上はもはやゾンビの楽園、人間は地下にこもってくだらん喧嘩ざんまいというドヨーンとした背景にトムサビーニのやり過ぎゲロゲロ特撮が炸裂。
科学者はあーでもないこーでもないで次第に倫理のタガが外れてく。軍人たちも焦燥感にかられ、ジワジワと狂気に犯される。
終末感がビンビンの中で、無線技術士とヘリパイの技術者らが人間らしさを保っている。

オマケにバブですよ。こいつが一番人間くさい。終盤はバブに男泣き。このバブによって、もはや地球はゾンビに明け渡された悲壮感。最後の敬礼は、まさに人類への敬礼。

注意!グロシーンカット版DVDという具なしハンバーグのごとき最低版が売られているので間違えないように!
まこやん

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