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汚れた英雄のjoeのレビュー・感想・評価

汚れた英雄(1982年製作の映画)
5.0
(注意)この評価5.0は、大藪春彦の原作(たしか上中下巻の3部の長編小説だったと記憶)を読んでこの映画を見た上でのものです。たぶん、本作だけ観た方は、とりわけ21世紀の現代においては『何これ?バブル?』って言う、評価1.0な作品であることをあらかじめ書いておきたい。

さておき。 1982年の当時、ボクは高校2年で、仲間内で大藪春彦の原作の小説をまわし読みするのが流行って、ほどなくして映画化された流れで見たわけです。

17歳の少年には、金、女、バイクにしか興味を持たない不幸で孤独な出自のハーフの主人公に憧れまくり、自宅にプール、クローゼットにはスーツが並び…というシーンを生まれて初めて見たのはこの映画でした。

ということで、ローズマリーバトラーのレコードも買って、前奏が始まる前のバイクの通り過ぎる音を何度も聞いてはハードボイルドな男に憧れてた青春そのもの…を思い出します。
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