オクムラ

レオン 完全版のオクムラのレビュー・感想・評価

レオン 完全版(1994年製作の映画)
4.0
かなり久しぶりに見ました。
小さい頃に見てかなり記憶が薄れているので再鑑賞。
心が廃れたのか、こんなロリ映画だったっけ…。

ストーリーは殺し屋レオンが家族を殺されたマチルダを助けたことから二人の親子とも恋人とも違う生活が始まる…。というもの。

精神的に半分大人で子どものマチルダと中年だが内面的に大人になり切れていないレオンが良い味出してます。
ってことは、マチルダとレオンはいい意味で均一なバランスの二人で大人だけど子どもと子どもだけど大人な二人で決してロリ的なものではないのかなって思います。ややこしいですけど笑

やっぱり名作ですね。
アクションに重点を置いていなくて、殺し屋としての心得だったり、マチルダとレオンの奇妙な関係性に焦点を当て、孤独な二人が寄り添う形がグっときました。

レオンがカッコいいです!どこか子どもみたいな表情をするけど、仕事の時はガチでジャン・レノはドラえもんだけでは全然ないですね…。
そして、ナタリー・ポートマンが可愛すぎる…。なんてこったレベルです。ファントム・メナスの時から好きでしたけど、それより更に若くて、幼いけれど、表情は大人でこれはけしからんです。

「しっかり根っこを生やして生きろ」って言葉が胸に刺さりますね。
マチルダの「大人になっても生きるのってつらい?」のアンサーな気がします。

レオンは19歳の頃から殺し屋で人間として不完全な部分があり、子どものままな部分があります。マチルダと出会って人として大切なものが分かっていきます。マチルダとの関係は年齢的には親子ですが、お互いに愛情を抱いていて、友情に近いものもありつつ、どこか恋人のような関係でそこが見てる側を焦らします。

牛乳と観葉植物が欲しくなります。

こういうTHE殺し屋みたいなのが出てくる映画はそんなに見たことないんですが、やっぱりレオンが一番ですね!!