街一番の殺し屋レオンと、家族を麻薬取締局に殺され、復習を胸に誓った12歳の少女マチルダが織り成すストーリー。
素晴らしい映画なのは間違いなく、スリリングな場面にマッチする音楽であったり、レオンが倒れるシーンをレオンの主観によって再現したりと枚挙に暇がない。
この映画を構成しているものは「死亡フラグ」ではないかと思う。殺し屋と12歳の少女、麻薬取締局にマチルダが侵入するシーン、音楽……。それらが織りあうことで、観ている者は後々悲劇的な結末を加えることを想像しながら、今なんとなくうまいっている状況を観ることとなるのではないだろうか。
