ブルーノ

霧の旗のブルーノのネタバレレビュー・内容・結末

霧の旗(1965年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

 構図がどれも完璧で、山田演出もキレキレだった。特に、倍賞千恵子の絶望感を強調するため、往来する自動車の喧騒をミュートしてヒールの音だけを響かせる演出には痺れた。
 また、『男はつらいよ』のさくらからも時折漏れ出していた、倍賞千恵子の持つそこはかとない冷たさが前面に出ており最高でした。『男はつらいよ』では見られなかった“オンナ”の面も強く出ていて、女優・倍賞千恵子の天才ぶりを改めて目の当たりにした。
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