このレビューはネタバレを含みます
主人公の意識が戻るのと同時に一人称視点で始まり、一緒に主人公の身体に閉じ込められた気分になる。視界が悪く、何が起きているかわからないまま右眼の瞼が閉ざされる。。
声が届かない相手に脳内で毒付いたりツッコミ入れたりするコントみたいな面白さもあって、周りの人たちは当たり前に悲しむけど中身は面白くてすけべな普通の人で、ただ憐れまれるような病人っていうだけじゃないのが湿っぽくなく観やすかった。
この状況でもできることにたいして幸せを感じられるし、瞬きで会話もするし本も出版するし、全然植物人間じゃない人間賛歌の物語