さしすせ

フレンチ・カンカンのさしすせのネタバレレビュー・内容・結末

フレンチ・カンカン(1954年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

1800年代のパリを舞台に"ムーラン・ルージュ"が完成するまでの紆余曲折を、虚実を織り交ぜながら描いた作品。

さすがはピエール=オーギュスト・ルノワールの次男。
作中どこを切り取っても「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」のような絵画的な美しさで満ちている。
半世紀以上前のミュージカル映画とは思えない。

華のようなニニ。恋、愛、嫉妬、欲、思惑。
目紛しい人間模様に合わせて流れる豪華な音楽。
賑やかな街並み。

人生賛歌。混沌は救い。
特にフィナーレを彩るカンカンは圧巻で、観賞後しばらく呆然としてしまうほどだった。
さしすせ

さしすせ