お・も・て・な・死
銀行強盗を犯して逃走中の男が身を潜めようと選んだ家。言葉巧みに家主を騙し、なんとか中に入れてもらえたが、この家主がとんでもない曲者だった……というスリラー。
思いがけず犯罪者を招き入れてしまった善良な市民が体感する恐怖……と思いきや立場が逆転という展開は、ジャケットを見ただけでも予想はつく。しかし、本作は後半にもう一つ、あっと驚く展開が待っている。いやこれは本当に予想外だったので思わず「ええ～っ!?」と声を出してしまった。
ただ、その予想外の展開からラストまでがちょっと長すぎて、せっかくの驚きが冷めてしまった。やりたいことはわかるんだけど、終盤は蛇足気味。もっとスッキリさせて、あの興奮のままエンドロールを迎えてほしかったな。
とはいえ、トータルでは満足。家主であるウォーウィック役のデヴィッド・ハイド・ピアースの熱演（怪演?）ぶりも見もの。凄いぞ、この人。
