蒼井優と鈴木杏が演じる、花とアリス。
バレエを習ってる仲の良い二人の中学生は、学校帰りアリスに連れられて、気になっている先輩を目当てにいつもと違う駅に向かう…
岩井俊二監督独特な世界観は見ていて苦しくなる時があるけど、今回はとっても優しくて時に切なくて、でもやっぱり人間の正直な感情がいっぱい詰まってる作品。
二人に翻弄される先輩も良かった。
花のすることはズルくて、必死で、でも何故か憎めなくて。
アリスは一見自由奔放で明るく見えるけど、やっぱりどこか寂しげで惹きつける何かを持ってる。
最後の雑誌のくだり、好き。
そんなん表紙にするのか?と笑ってしまうけど、それがいいんだ。
そうやって笑う二人を見てて、あったかくなる。