Na

ウインダリアのNaのネタバレレビュー・内容・結末

ウインダリア(1986年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

ポケモンの湯山監督が手がけてた作品ってことで気になってたんだけど、すごく考えさせられる深い内容で、人間味あふれる悲しい作品だったのでなかなか衝撃だった
少々粗削りな感じにストーリーが展開されて時間が足りてないように感じたから、1時間40分にまとめないで2時間半ぐらいかけてもっと細かな設定とか詳しく観たかったな
イズーみたいに世界のことをよく知らずに田舎で育ってきて、いつかは一旗揚げようと夢見る若者はけっして悪くはないんだけど、やっぱ影響されやすいというか突っ走っちゃうことがあるから、今作ようのに後になってその時のことを後悔してる姿が観ていて辛かった
命からがらパロの国に戻ってきたと思ったら、上手く着陸出来ずに飛行場をめちゃくちゃにして味方に大損害を与えるのは流石に笑った!
アーナスが「ジルとの愛を死をもって永遠にした」シーンが悲しすぎて、まだ若くて天真爛漫な彼女に、それしか選択肢がないように思い詰めさせる世界が残酷すぎた
マーリンが最後赤い鳥になって天に召されるのはなんとなく分かってたつもりでも、健気でずっとイズーを信じていたからこそ悲しかった
最後、イズーがウインダリアの木の幹で泣き崩れるシーンがとても印象に残ったし、エンディングの「美しい星」がとても映画の内容にマッチしていて素晴らしかった
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