シノブレド

彼のオートバイ、彼女の島のシノブレドのレビュー・感想・評価

彼のオートバイ、彼女の島(1986年製作の映画)
5.0
「オートバイ 排気音連れ 春と逝く」 

中学生の時から高専卒業までの学生時代 僕の本箱は隅から隅まで、それは大藪春彦と片岡義男の二人による角川文庫の赤い背表紙で赤く染められていたのを思い出す。
どちらも僕の青春時代のバイブルだった。
片岡義男の「僕のオートバイ彼女の島」は原作本を何回も読んだことを今でもはっきり憶えている。
その後実際にオートバイに乗ってFとは佐渡ヶ島や霧ヶ峰を、Kとは北海道をツーリングしたこともいい思い出だ。
この映画のような素敵な彼女とはツーリングの道中出会うことは皆無で、ひたすら無限とも思われるカーブをこなすのに必死だったなぁ…
この映画はとても素晴らしく、特に新人デビューの竹内力と初々しい原田貴和子(実に劇中でヌードまで披露している)の素晴らしさは必見!
三浦友和がカワサキのW1に乗ってる姿にも痺れる。
酒でも呑みながら今夜もう一回観るとしよう。
大林宣彦監督のご冥福を心より申し上げます。
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