君子

さらば英雄/愛と銃撃の彼方にの君子のレビュー・感想・評価

4.6
名曲「何日君再來」にのせて、学生運動中に出会い、抗日運動で離れ離れとなる男女の姿を描く。30年代、40年代の上海、最後は日本を舞台としている。

帰ってくるかも分からないカーファイを待つアニタ姐さん、彼女を好きだけど地下組織の活動家なので守ってあげられず見守るだけしかできないカーファイ、そして、アニタ姐さんを支える日本人将校役の赤井英和、どの立場をとっても切ない。

香港版と日本版(国際版?)ではエンディングが違うため、ラストの余韻が全く違ってくる。日本版の方は、答えが出ないので少し希望を感じた。

あと、出だしの日本人の殺し屋…國村隼さんだ!渋い…。
君子

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