頭のキレる最狂絶対悪のジョーカー
ダークナイトを語る上で外せないジョーカー。
まずその存在感。見事にバットマン他出演者を食ってましたね。
恐ろしい存在なのに、ずるい。ずるいなあ…あのコスプレたちがかわいい…ナースの時カツラ要らないし。笑
病院バックに去る時、あれ?と振り返るあたりのシーンの演技はアドリブだったらしいですね。
ジョーカーに入り込み、そしてその時の全てをジョーカー役に投げうったヒース・レジャー。
知らなかったので鑑賞後に彼の最期を知りました。
口が裂けた理由で父や妻の話を挙げていたけど、デタラメかもしれない。悲惨な過去があったかもしれないけれど一切描写されないジョーカーの過去。
人々をカオスに陥れるような行動を取るバックボーンを描かない事で、得体の知れない冷酷非情な化け物に仕上がってますね。
そんなジョーカーから放たれた
「お互いがいなければ成り立たない」
というバットマンにとって衝撃的な言葉
街の平和のためのシンボルになろうとバットマンになったのに、自分の存在により悪を生み出してしまうという矛盾。
そして物語はさらに驚きの展開へ。
ラストのバットマンの決断。そして、ゲイリー・オールドマンの台詞からのタイトル。
うおぉぉぉぉぉ……
鳥肌でした…。
これは好評価になるはずです。
前作のドラマが根底にある上で
バットマンの正義
ゴードンの正義
デントの正義
少しずつ異なるそれぞれの正義。
本作で絶対悪はいても絶対正義はいなかったですよね
「正義と悪の曖昧な境界線」
人間の本質を突く、今までにないヒーロー映画なんじゃないですか!(他のヒーロー映画知らないですけど笑)
いやこんなヒーロー映画他にはきっとないでしょう!
ノーラン脚本にはほんとに衝撃を受けました。