ヒース・レジャーのジョーカーが圧巻の演技だと称賛されていたが、確かにものすごく「ジョーカー」だ。
狂っていてイカれていてるが魅力に溢れている。出演時間は実はそんなに多くないのにあの存在感。これはジョーカーというキャラのせいではなく、ヒース・レジャーの演技力の賜物だね。本作の主人公はバットマンでもありジョーカーでもある。
“Why so serious?”最高。
ジョーカーはサイコパスだけど頭が良い上に揺るぎない信念を持っている。無意味な犯行はなく全て計算されている。ジョーカーとブルースを見ていると、正義と悪は紙一重で背中合わせになってるのかもしれないとさえ思える。
ジョーカーを演じたヒース・レジャーは1ヶ月間ホテルに籠って役作りをしたらしい。これにより精神に支障をきたし、急性薬物中毒により亡くなったという記事があった。真偽は謎だけど……。
本作は結構長いので、観てるとき正直、少し長いなと思った。やろうと思えばもう少し短くまとめられたはず。
クリスチャン・ベールの登場シーンのうち、ご尊顔が拝めるのは半分くらいなのが残念でならない。
BSの放送では大胆にも30分カットされていて、さっくり進む代わりに“Why so serious?”が消えていた……だと……?