Kantoku

ゼア・ウィル・ビー・ブラッドのKantokuのレビュー・感想・評価

4.0
20世紀初頭を舞台にダニエルが石油王になるべく奮闘する姿を描いた作品。石油王というアメリカンドリームの体現者の精神性が深く画面に現れており、いわゆる血も涙もない資産家という評価が下りそうな人物の人となりが上手く描かれていた。家族の温もりを心では求めながらも、家族をビジネスパートナーとして活用してしまって、使えそうになくなったら非情な扱いをしてしまう様子が痛々しかった。また、採掘のシーンや石油が噴き出すシーン、教会での説教シーンなど印象に残るシーンも多くて視覚的にも楽しめた。
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